教師になるはずが八百屋で働いている私

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ケーススタディー
教師になるはずが八百屋で働いている私

私は日本人です。４人兄弟の３番目です。子供の頃はイタズラっ子でした。私は勉強が趣味でした。塾に行くときはいつも決まった時間に行き、帰っていました。子供らしい面もたくさんありました。それでも頭は良くて、教育学部が有名な大学に入る事ができました。卒業の時に海外でも使える卒業証書をもらいました。そのため海外で英語と数学教師として教壇に立つ資格を持っています。

妻はスコータイ県で生まれました。４人兄弟の末っ子です。子供の頃はとても大人しく、まるで田舎の子のような感じでした。１５歳の時叔父に美容師の勉強するようにと言われコースに入り、卒業後３年間働き、自分の店を持つことが出来ました。

学校に通っていた時とてもスタイルのいいことから人気者でした。おまけにインド人とアメリカ人のハーフかのようなとても綺麗な顔をしていました。そこで学校は国のミスコンテストに彼女を出場させることにしました。１９７３年のことでした。そのミスコンテストで彼女は見事第３位に選ばれ、カメラマン達からアイドルと呼ばれていました。それからというもの、彼女は上流階級の人々と交流を持つようになり、当時の首相や大臣、外交官など会う機会に恵まれました。華やかな有名人らとの交流を持ち、富豪との結婚の可能性もあったのに、彼女はそれを必要とせず、夢の中に現れる本当に愛する男性を探したいと言っていました。

１９７３年、私は夏期休暇でちょうどタイへ遊びに行っていました。私は彼女がタイの中で１番美しい女性だとは知りませんでした。私達は兄が経営する日本料理店カドマで出会いました。当初私は彼女眼中にはいませんでした。彼女が夢見ていた理想の男性は崇高で魅力的で優しい人でした。私のような中国人系の顔をして背の低い男は彼女のタイプではありませんでした。しかしそれから彼女は私のような男に目を向けてくれるようになりました。そして私に何年生まれかと質問をしてきました。私がヘビ年だと答えると生年月日を聞いていきました。それは以前に彼女が見た夢が関係していました。ヘビが彼女の首を噛み、彼女にぐるぐると巻きついた夢を見たからでした。私の生年月日を知ると、彼女はそれを持って有名な僧侶に見てもらいに行きました。そして全員の僧侶からただ住んでいる国が違うだけで相性は抜群だと言われました。彼女はその時から私に尽くしてくれるようになりました。それは私が日本にいてもずっと変わりませんでした。

卒業してから、私は彼女に結婚を申し込み１９８２年に彼女を日本へ呼び一緒に生活を始めました。

しかし上手くいきませんでした。私は彼女の一緒にいた４年間、このことを両親に伝えていませんでした。彼女の方は日本での生活になれる事ができませんでした。料理も口に合わず、言葉も全く分かりませんでした。それに私の両親は猛烈に彼女に嫌悪感を持っていて、すぐに彼女をタイへ帰国させるようにと私に強く言ってきました。私は自分の愛の証を示す為に彼女を連れて家を出て２人でアパートを借りて暮らしました。そして八百屋で働いていました。そんな生活をしていた２年間、生活はとても大変でした。食事にもありつけなくなりそうな時もありましたが、彼女には私の両親に認めてもらいたいという気持ちがあり、日本語の勉強をし、生け花や料理など日本女性のすることを身に付けようと努力していました。私の両親に喜んでもらおうと彼女は心を込めて料理を作っていました。しかし両親はそれを犬の餌にしてしまったり、彼女の写真を切り裂いたり、他の女性の写真を見せてきたりしました。すべては彼女と別れさせ、他の女性と再婚させる為でした。

それだけでは済まず、日本に戻ってきた兄も何かあるごとに彼女を虐めていました。私の妻はとても悲しみ何度も首を吊って死のうと考えるようになりました。妻は毎日泣いていました。

しかし彼女の努力は無駄ではありませんでした。息子が生まれると両親は喜び、この子を跡取りにしようということで私達と一緒に住むことを受け入れてくれました。そして両親の家の近くに２４００万バーツで家を建ててくれました。

私達はやっと両親に認めてもらう事ができました。そして彼女はいっそう良い妻になり、子供達の良き母になりました。彼女は八百屋の仕事も手伝ってくれ、私の分まで両親の世話もよくしてくれています。傷んだ野菜があれば畑から取ってきて綺麗に洗い料理をしたり、漬物にしたりしてくれます。そんな彼女を見て、両親はさらに彼女を気に入っていきました。そして最後にはどの日本人よりも素晴らしい、料理も子育ても良く出来て、息子はこんな嫁をもらって幸せだと褒めてくれるまでになりました。今では妻以外が作った料理は口にしません。

父も自分の私産である６００万バーツと１２０万バーツのアパートを妻に相続させると言っています。日本女性には夫の両親からこんなに財産を受ける人はいません。

父は第２次世界大戦中、侵略された中国南京で日本軍の兵隊になった事があります。南京はかつて日本軍の兵隊によって多くの中国人が虐殺された場所です。それは３０万人に及ぶと言われています。父はそんな戦場で３年以上過ごしました。そこで父は銃弾に当たった事があります。銃弾は口に命中に耳の下から抜けていきました。それでも父は命までは奪われませんでした。銃弾に当たったことで、今でも傷跡より大きく口を開く事ができません。現在の父は大酒飲みです。酒を飲むことが仕事のようになっています。毎晩居酒屋でヘ行き酔っ払ってはいつも他の人の自転車に乗り、家に帰ってきます。

母はかつてとてもけちな人でした。私が結婚をしてから１７年で母が買ったものは洋服１着と妻にあげたショール１枚だけです。孫達には何も買ってあげたことがありませんでした。晩年母は肝臓癌になり、病に伏せてから間もなく亡くなりました。母の死後、私は母が１０箇所以上の銀行口座に１００万円ほどの貯金をしていることを知りました。土地はどれだけあるのか知りませんが、２４００万かかった私達の家はこの銀行の利子で建てものでした。

質問

1. なぜ妻は私の両親に認められずアパートを借りて住まなければならなかったのですか。妻が兄にまで虐められていたのはなぜですか。後に両親が妻を認め心から可愛がるようになったのはなぜですか。妻が父からアパートなど財産を受けることができたのはなぜですか。

2. なぜ妻はタイのミスコンテストで３位に入賞するほど容姿に恵まれているのですか。なぜ日本に来て八百屋を手伝う人生を歩んでいるのですか。

3. 仕事面で問題がまったく起こらないのですか。さらに良い部下に恵まれ、多くの人が力を貸してくれるのはなぜですか。これは過去世での善い行いの結果ですか。

4. 妻は私の両親の世話をとても良くしてくれています。妻はどんな功徳を受ける事ができますか。彼女は自分の両親の面倒も良くみています。どんな功徳を受けることができますか。

5. 過去世でも私達は夫婦でしたか。私達にはどんな縁がありますか。
6. 私は教育学部を卒業し国際免許も持っているのになぜ八百屋で働いているのですか。

7. 父が銃弾を受けても無事だったのはなぜですか。戦争に出たり、お酒が好きなのはなぜですか。なぜあまり功徳を積まないのですか。父はこれからどうすべきですか。妻が父の為に仏像を安置したことで、父の死後どのような影響を与えますか。父は死後どうなるのですか。

8. 第２次世界大戦時、多くの中国人が日本人に殺されたのはなぜですか。中国人と日本人にはどんな縁がありますか。

9. 母が肝臓癌を患ったのはなぜですか。死後どこに行きましたか。母は裕福なのになぜけちだったのですか。仏像を安置し供養した功徳は届きましたか。

10. なぜ私の家族と妻の家族は生年月日が同じ人が多いのですか。妻と私の妹は生年月日が、私と妻の下の姉が同じ年で、妻の姉と私の姉も同じ年に生まれています。同じ功徳を共有しているのですか。

11. 私、妻、３人の子供はどんな功徳を積んでいましたか。どんな役割を担っていましたか。将来３人の子供は希望通りの職に就く事ができますか。

答え

1. 結婚したばかりの時、奥さんがあなたのご家族からあまり受け入れられず、あなたのお兄さんに苛められたりなどして２年間アパート暮らしを余儀なくされたのは、過去世彼女が継続的に功徳を積まなかったことに加え、功徳を積む前にいつもイライラしていたからです。しかし功徳を積んでいる間やその後には喜んでいました。そのため別の過去世で自分のお嫁さんに強制させたように、現世で相手の両親から同じ事をされたのです。

しかし後に彼女があなたのご両親に愛されるようになり、幸せに暮らせるようになったのは、先ほど説明したように功徳を積んでいる間やその後に喜んでいたからです。それに彼女のご両親に対する行動が身を結んだのです。
奥さんがあなたのお父さんから財産やアパートの所有権を譲ってもらったのは、過去世仏教において本堂のような建物を建設するために多くのお布施しようと思ったからです。それに加え現世彼女があなたの両親に対して良いことをしていたからです。

2. 奥さんは美しい肌や顔をもち、ミスユニバースタイランドで３位を獲得することができたのは、過去世三宝に帰依し花を供え、来世美しい肌や顔になりますようにと祈願していたからです。

後にあなたと一緒に日本で結婚生活をするようになったのは、あなたと功徳を積んできたからです。過去の行いと今現在八百屋で働いていることに深い関連はありません。

3. 奥さんには仕事上の問題がなく、良い部下や支えてくれる人に恵まれるのは、過去世きちんと部下の面倒を見てあげ、親戚への支援や他人に善い事をするように誘い功徳を積んできたからです。現世でも彼女は思いやりのある人でよく人助けをしているので彼女自身も多くの人に支えてもらうことができるのです。

4. 奥さんがきちんとあなたのご両親の世話をしていることで、ご両親から愛され、幸福で円満な家族に恵まれ、ご主人からも尊重されるようになるでしょう。

彼女自身の両親の世話もきちんとしていることで悪い道に迷い込むことなく天界に生まれるでしょう。
人間に生まれ変わったとしてもよい子孫や部下、支えてくれる人々に恵まれるでしょう。

5. あなたと奥さんは、過去世から一緒に功徳を積み再び夫婦になるように祈願していました。また２人は同じ信仰、戒律、見解を持っています。

6. あなたが教職の国際免許を取る事ができたのは、いつも人に何かを教えたいという気持ちを持っていたからです。八百屋を営むようになったのは、過去世積んできた功徳により教職より収入の多い仕事を選ぶことになったからです。

7. お父さんは弾丸を受けたのに死なずに済みました。それは過去世スポーツとして釣りを楽しんでいたからです。魚達の口を傷つけ苦しめていたのです。

お父さんはあまり功徳を積もうとせず、戦地へ出たり、お酒を飲むことで心が暗くなりました。ですから「お酒を絶ち、功徳を積むように」と誘ってください。それに功徳を積む時にはお父さんの名前を入れ、「お酒を絶ち、功徳を積むように」と祈願して下さい。
お父さんのために仏像を安置した功徳により地獄に落ちませんが、お酒を絶たなければ閻魔界に落ちることになるでしょう。