息子はマジシャン


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ケーススタディー
息子はマジシャン
 
 
     私は看護士をしています。タイ人男性と恋に落ち結婚し、男の子を2人産みました。しかし次男は生まれてから2週間後に亡くなりました。医師からは健康な赤ん坊だったが、元気すぎでお腹の中で暴れていたためにへその緒が切れてしまい、それが命取りになったと言われました。ですから、今は長男独りしかこの世にはいません。
 

    この長男に私はずっと悩まされてきました。幼い頃はとても可愛く優しい子だったのですが、とても繊細でした。兄弟ができると分かると、この子はお腹の中にいる子に向かって、「お兄ちゃんだよ。僕は君が大好きだよ」と呼びかけていました。その後、弟が2度と目を開けることはないと知ると、大きなショックを受け、成績優秀で先生からも大切にされていた生徒から一転して、先生と話さず、友達とも遊ぶこともなくなってしまいました。

    父親ととても仲の良かったこの子が14歳になった時、私と夫は仕事上の意見のすれ違いから別々の道を歩んでいくことになりました。息子は私と暮らすことになりました。これは息子にとってとても辛いことでした。しかし息子は背伸びをして大人のような考え方をしていました。自分が家の家長となり家族を支えようとし「お母さんは独りなんかじゃない。僕がいるから大丈夫だよ」と私を励ましてくれていました。

    息子と私は毎年祖母の家に行くためにタイに帰国していました。息子はスタッス寺院で2度少年出家コースに参加したことがあります。アメリカへ戻ってからも欧米人の友達に誘われ瞑想やお布施をしにお寺によく行っていました。

    息子はとても勉強ができ、老人ホームでお菓子や飲み物を配ったり、スラム街に住む人々の手助けもしていました。高校3年生になると、色々な大学から手紙が送られてくるようになりました。その手紙には「あなたのような人にはなかなか巡り会えない。勉学だけでなく、多くの社会貢献もしている。ぜひ我々の学校で勉強して頂きたい。」と書かれていました。他にも大学と大学院を一緒に卒業させてくれると言ってきた学校もありました。しかし息子は最終的に家から近い有名ではない小さな大学に入ることにしました。大学を選んだ理由は、その大学に入れば私と暮らすことができるでした。 

    大学在学中は数学では特進クラスで英語では上級クラスで勉強していました。教授の補佐として成績が伸びない生徒達の指導を1時間6.50ドルのアルバイト料をもらいやっていました。お金は少なくとも、息子は誇りを持っていました。 

   勉強だけでなく、息子には他にもたくさんの才能がありました。アートや楽器の演奏も上手でした。その中でも彼が一番得意としていたのはマジックです。デビットカッパーフィールドのマジッククラブの会員でもありました。大学にマジックサークルがなかったために、先生に相談しに行き、自分が会長となり、マジックサークルを立ち上げました。小児病院などでマジックを披露していました。それに誕生日会などに招待されてマジックをしたりしていました。有名なリンコンセンターでショーを行った事もありました。
 
   サークルの会長を務めていたことで、息子は何度も有名なマジシャンと会う機会に恵まれました。そのおかげでたくさんのテクニック習い、道具を手にすることができました。そしてある日、世界中に会員がいるマジック界で有名な所の会長をしている方と知り合うことができました。

    この団体は世界からマジシャンを集めコンテストを行い、優勝者にはオスカー像のような賞品をプレゼントしていました。多くの会員を集め、インターネット上でマジックグッズを売っていました。その頃、私は仕事が大変で息子と向き合う時間が持てず、その殆どが電話連絡だけでした。

    会長は息子に父親がいないと知ると、「私が君の父親になって、マジックの技術を教えてあげるよ。有名なマジシャンは私が教えてきた子ばかりだよ。」と言い、一緒に住まないかと息子を誘いました。

    息子は小さなカバンと共に、香港へ1週間マジックショーをしに行くと言い残し家を出て行きました。1週間が過ぎると、そのまま韓国へ1週間いくと電話が入りました。次に今ラスベガスで働いている、長期間ここに滞在することになるだろうというメッセージが送られてきました。息子は連絡先を一切教えてはくれませんでした。そして現在、息子と連絡が取れなくなって3年になります。私は一人寂しく家で息子の帰りを待っています。私はこの言葉を子供に伝えたくてたまりません。「今、お母さんは一人ぼっち。どうしてお母さんを1人にさせるの。私の大切な息子は何処へ消えてしまったの。」
 
    一番最後に息子の声を聞いたのは、2005年の初旬でした。私の母は年老いていました。息子は皆さんに愛していると伝えてくださいという伝言を残し、それ以降一切連絡をくれなくなりました。今息子はマジシャンとして仕事をしているのかすら、私には知る由もありません。
 
   私の母はとても壮絶な人生を送ってきました。母は1人で娘を育ててきたのです。父親は何も協力してくれませんでした。時々、機嫌を損ね私に当たることもありました。しかし母はいつも私にこれは自分のしてきた事に対する報いなのだから父に憎しみを抱いてはいけないと教えてくれていました。母は大きな仏像をお寺に寄贈することが好きでした。亡くなる2年前に私はDMCを取り付けてあげました。母はルァンポーの説法を聞くのが大好きで、耳が遠いのにテレビにしがみつくようにしてルァンポーの言葉を聞いていました。母は糖尿病、心臓病、高血圧症などの病を抱えていました。ある日、友達を訪ねるために歩いていると、急に倒れ苦しみだしたのです。病院に運ばれたのですが、手遅れの状態でそのまま亡くなりました。 

   父は軍隊の上層部に所属していました。母の遠い親戚でもありました。2人は私が生まれる前に分かれていたので、私は父親の顔をしりませんでした。高校1年生の時、学業が優秀ということで雑誌に載った事で、父と会うことができました。父の友人が雑誌に載った私の写真を見て、顔が似ていることに驚き父にその雑誌の話をしたおかげでした。それから父は私が試験で好成績を収めると、プレゼントをくれるようになりました。その頃の私は父親に対し、親子の絆などまったく感じていませんでした。アメリカに来てから、ルァンポータッタチウォーの父親についての説法を聞く機会に恵まれました。子供の世話をしない父親は良い父親かどうかと質問に対し、子供を育てていない父親も素晴らしい父親だ、それは功徳を積めるように私達をこの世に誕生させてくれたのだからとルァンポーは答えていました。私はこの答えを聞き、父を心のそこから愛することができるようになりました。

    小母は優しく功徳を積むことが好きでした。それに私を愛してくれ、私の好きなようにさせてくれました。母に叱られた時、小母はいつも慰めてくれました。いつも元気だったのですが、約10年前に飼っていた犬が噛み付き合いの喧嘩をしているのを止めようとして、自分も噛まれてしまいました。犬の牙が腕の奥まで刺さっていました。孫に病院へ連れて行ってもらったのですが、医師からは「犬の細菌が入り、神経が死んでしまっている」と言われました。亡くなる前、小母は、ある村で綺麗な服をまとった人や綺麗な家ばかりが見える夢を見ました。食べ物たくさんあり、どこからともなく「いつになったらここに来るの。」という声が聞こえてきたそうです。その夢を見てから間もなく小母は亡くなりました。
 
質問

1. なぜ次男はお腹の中で亡くなってしまったのですか。死後どこへ行きましたか。次男の死によって私は悪い報いを受けることになるのですか。どうすれば改善することができますか。供養した功徳は届きましたか。   

2.  なぜ長男は勉強ができ、何でも上手にこなし、瞑想の結果も良く、社会福祉をする事が好きなのですか。会長に出会う前、長男には恋人がいました。彼女のせいで成績が落ちていったのですか。その恋人と長男は過去世、一緒に何をしていたのですか。

3.  なぜ息子はマジックが好きになったのですか。会長に付いて行き家を出た息子は今どうしているのですか。どうして帰ってこないのですか。いつ私のもとへ帰ってきますか。会長と息子にはどのような縁があるのですか。私は息子に出家してもらい、外国人らを良い道へ導いてもらいたいと思っています。この願いは叶うでしょうか。

4.  マジシャンは正当な職業と言えますか。人を騙す事や魔術師とは違うのですか。来世にどのような影響を及ぼしますか。どうすれば改善する事ができますか。マジックをすることで悪い報いを受けることになるのですか。 

5.  どうして母は苦労ばかりしてきたのですか。なぜ母は突然倒れ、そのまま亡くなってしまったのですか。亡くなる直前、何を見たのですか。今どこにいますか。母にタンマガーイ仏塔を参拝するように伝えたのですが、私の言葉は届いたのですか。母は仏塔を参拝しましたか。供養した功徳は届きましたか。

6.  なぜ父の顔を知らずに育った私が、後に父に会うことができたのですか。息子は瞑想をした時に、祖父が見え、祖父が母に謝っていたと言っていました。これは本当ですか。父は今どうしていますか。生きていますか。仏像を安置してあげた功徳を父は受け取っていますか。 

7.  私と小母にはどんな縁がありますか。幼い頃、小母は私の面倒を良くみてくれました。なぜ小母は狂犬病で亡くなったのですか。小母が夢で見た場所はどこですか。実在するのですか。死後小母はどこへ行きましたか。供養した功徳は届きましたか。

8.  祖母は優しく、瞑想や功徳を積む事が好きで、戒律も守っていました。30年前に亡くなった祖母は、今どこにいますか。供養した功徳は届きましたか。伝言はありますか。
9.  私はタンマガーイ寺院で功徳を積む以外に、他のお寺の支援もしています。私は第4天国に生まれる事ができますか。

10.  私、夫、そして息子は、過去世どのような功徳を積んでいた為に、現世家族になったのですか。前の仏陀の時代、私たちはどんな功徳を積んでいましたか。

 
答え


1.    ご次男が胎内の中で亡くなった原因は、過去世、息子さんが自分の彼女を中絶させたり、子犬を2本足でで立たせるために、首を縛って木の枝に吊り下げ、窒息死させたりしていたからです。
 
  • 死後も、息子さんは何度も生死を繰り返していました。今は人間として生を受けています。
  • ですから供養した功徳を受けられません。彼の死は彼自身の悪い報いです。  


2.    ご長男はよく勉強でき、才能に恵まれ、よく瞑想でき、社会貢献するようなことが好きで、親孝行をよくする人です。それは何世にも渡って、そのような人間であり、賢い者と交際していた功徳があるからです。    
  • しかし悪人とも付き合ったことはありました。その悪い行いに対する報いを受けるならば、彼は真逆の性格になってしまうでしょう。 
  • マジック協会の会長に出会う前に、彼には彼女がいました。そのせいで彼は偏屈になり、成績も落ちました。それは過去世、悪人と付き合っていた悪い行いに対する報いを受けたからです。
  • 当時、その彼女は彼と共にお酒を飲み、遊んでいたのです。


3.    ご長男はマジックが得意で、マジック協会の会長に出会うと、一緒に住もうと誘われました。それは過去世、2人が師弟の縁で結ばれていたからです。今世、再会を果たし、息子さんは再び会長のもとで修行することになりました。
 
  • ご長男には、有名なマジシャンになろうという強い志を持っています。彼は有名になるまで、母親の前には顔を出さないでおこうと考えています。
  • 過去世、彼は仏教徒としてある程度功徳を積んでいました。今あなたがすべきことは、功徳を積む度に、息子さんが戻ってくるよう祈願することです。いつか彼は必ず戻ってきます。
  • 彼は過去世において短期出家をした事があります。
  • 一生を僧侶として過ごすには、強い意志が必要です。   


4.    マジシャンという職業は、道理にかなう職業とはいえません。人々を楽しませるといっても、彼らは「どうすれば観客を完璧に騙すことができるのか」という考えを練っているからです。 そのために心は明るくもなければ、暗くもありません。 
  • 死後、第1天国のヒンマパーンという森で魔術系の天人に生まれ変わるでしょう。しかしそれらの天人は、呪文を使う天人とは違って、下級の天人と見なされています。ですから、それらの仕事は絶対に辞めるべきです。そして道理にかなう他の仕事を探して下さい。

 
5.    お母さんが1人で娘を育てなければならなず、困難な生活を送ってきたのは、過去世、男性に生まれたお母さんが、自分の子供の面倒をきちんと看ずに、その責任を妻に押し付けていたからです。  
  • それに加え、過去世、お母さんはあまりお布施をしていませんでした。
  • お母さんが急に倒れ亡くなったのは、寿命が尽きたからです。
  • 亡くなる前に、心はある程度明るい状態でした。
  • 死後、鬼系の高級の天人に生まれ変わりました。普段は牙を出しませんが、怒る時には牙を出します。
  • お母さんは死後、タンマガーイ仏塔には行きませんでした。供養した功徳を受け、天の財産が増えました。
  • お母さんがあなたに「供養してくれてありがとう。今は幸せに暮らしています。」と言っていました。


6.   あなたは父親の顔を知らずに育ちましたが、その後再会する事ができました。それはあなたがお母さんより軽く同じ悪い報いを受けたからです。ある過去世、男性だったあなたが妻子を捨てた報いを受けたので巣y。その悪い報いが軽くなったため、お父さんに会うことができ、少し間支援してもらうことができたのです。
 
  • 息子さんが瞑想を実践している時、自分のお祖父さんと話したと言っていたのは、ただの想像でした。自分のお母さんを慰めたいと思っていたのでしょう。

  • お父さんは死後、酒をよく飲んだ悪い報いを受け、第5大地獄に落ちました。地獄の鬼に熱い溶液を飲まされ、とても苦しんでいます。今、功徳を得られない状態ではありますが、供養した功徳は閻魔界で待っています。大地獄から罰を受ける期間を終え、閻魔界に入ることができれば、それまで供養した功徳を受けることができるようになります。


7.    あなたが子供の時、小母さんによく世話になり、とても愛されていました。それは過去世、親戚の縁で結ばれ、互いに支援し合っていたからです。
 
  • 小母さんが狂犬病で亡くなったのは、過去世、たくさんの犬に殺虫剤を飲ませていたからです。犬が自分の家の前で糞をしたり、子供に噛み付いたことに怒り、殺虫剤飲ませていました。  
  • 小母さんは死後、上級の土地の天人として生まれ、「供養してくれた功徳のおかけで、幸せでいます。あなたに感謝しています。」と言っていました。


8.    あなたのお祖母さんはが優しく、瞑想を実践したり、戒律を守ったり、功徳を積む事が好きです。彼女は30年前に亡くなりました。死後、功徳を積んだ善い行いに対する報いを受け、第2天国に黄金の天堂を持つ天女として生まれました。

  • 供養した功徳を受け、天の財産が増えました。
  •  今お祖母さんは喜びにあふれ「供養してくれた功徳を受けました。あなたに感謝しています。」と言っていました。


9.    あなたがタンマガーイ寺院で功徳を積み、他のお寺の支援しているのは、あなたの功徳になります。  
  • 第4天国に生まれることができるかどうかは、どのくらい功徳を積んでいるか、瞑想をして水晶玉や仏像を見ることができるかにより決まります。


10.    前の仏陀の時代、あなた、ご主人、息子さんは仏教徒として功徳を積んで来ました。  
  • 家族で一緒に功徳を積んで来たため、現世でも再び、親子に生まれました。
  • 現世、仏教と廻り合えたのですから、できるだけ功徳を積む事に励んで下さい。そして菩薩の領域『とそつ天』に生まれる事を願いましょう。

 


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