二番はいない8


[ 1 พ.ย. 2551 ] - [ 18258 ] LINE it!

 
『二番はいない』

クンヤーイ(お婆さん) ウバーシカー(優婆夷)

チャン コンノックユーン

の生涯

8.二番はいない
 

 
大戦争のときも、平和なときも、チャンは、常に一人の仏教の兵隊として、心の留めと静止、法身による力をもって、24時間、戦いの場に出て、悪魔と闘っていました。
 
その力、その努力、その強い心、それらは、いつも、ルァンプーの視野の中に入っていました。自分の体が、血管が浮き出るほど痩身でも努力し続けて、何に対しても動揺しない、強い眼差しを持っていました。 
 
第二次世界大戦中も、バンコクに頻繁に爆撃投下がありましたが、ただの一度も動揺、恐怖することがありませんでした。大戦中は、極度の耐久生活を強いられていましたが、愚痴一つこぼしませんでした。常に、心を留め静止させ、平常心を保つことのみに心がけ、法の果てを目指していました。ルァンプーからのどのような指示であれ、全力をかけ、それを果たしました。常に、ルァンプーの指導を素直に聞き、自分の役割を命より大切に守りました。
 
 このような直向なチャンの行動を見て、ルァンプーは高弟たちにチャンを褒め称えました。
 
「チャンに続くものはない、二番はいない」と。
 
この「二番はいない」という言葉は、ルァンプーが生涯で一度だけ口にしたものです。これ以上の褒め言葉はなく、全ての善を備えているチャンに対する偉大さを証明するものでした。このような言葉を頂いても、チャンは思い上がるようなことは一切なく、常日頃と変らず、瞑想に励み続け、心を留め続け、仏法と一心同体でした。
 
チャンの性格は、足るを知り、与えられるより与えることに喜びを感じるものでした。例えば、ある日、寺院の信者の一人がルァンプーに孔雀の羽で作られた扇子を布施しました。これをルァンプーは特別瞑想場にいる高弟たちに抽選で与えることを提案しました。
 
心の中では、最高の瞑想者にこれが与えられることを思いました。抽選のくじを全員が取り、最後に、ずっと心を留めていたチャンが取りました。最後までくじを取らなかったチャンに当たりくじが来ていました。しかし、読み書きの出来なかったチャンには、分からず、隣の人に読んでもらいました。「チャン コンナックユーン(孔雀の意味)お姉さんが、孔雀の扇子をもらいましたね」と言うと、全員が歓声を上げました。
 
しかし、その扇子がチャンの手元にあったのは、わずか一日でした。それは、トーンスック先輩がそれを売り布施したいことを聞き、何の躊躇いもなく、差し上げたからです。チャンは人から物をねだられると直ぐに与える人でした。内面だけに興味があり、外面を飾る物には一切興味がありませんでした。
 
ある日、ルァンプーはチャンを試すために、瞑想中のチャンに向かい、「川魚はどこが美味しいの」。すると、チャンはこれまですべての質問に即答していましたが、なぜか沈黙を続けました。チャンにとって食事とは、瞑想のための体力を保つもので、味には拘ったことがないからで、答えることができませんでした。
 

このように、チャンは心を留め静止させ、法身の奥深くに入り続けることのみを考えており、これ以外の余分な考えを一切必要としなかったのです。そのために、チャンの瞑想のレベルは余人を寄せ付けなかったのです。

 

 

 



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